このブログはマンション建設に伴って退去となってしまった、ソファ専門店NOyesの本社移転の奮闘記を綴っています。

ソファ専門店NOyes
『心安まる座り心地と永く愛されるデザイン』をコンセプトに愛知県名古屋市の自社工場にて、オリジナルソファの製造・販売をおこなっている会社です。

みんなで決めた建築計画第1案

水曜日, 11月 5, 2008 22:30

コンセプトも決まり、メンバーも決まったところで、

いよいよ、実際にどういう建物にするかのミーティングが始まりました。

僕を含め、NOyesスタッフはこうした建物を建てるという経験は全くなく、

どこから何をきめていけばいいのか、まずはそこからミーティングが始まりました。

大きさは?入口は?何階建てにする?どれもこれもが、新鮮でしたが、

ミーティングでは専門用語が飛び交う中、最初の頃は着いて行くのがやっとの事でした。

ミーティングが始まったのが、お盆辺りということもあり、NOyesのミーティングルームは

暑くて暑くて、とても大変でした。

そんな中、一つの問題点が出てきました。

『退去に間に合わない』

え?3月の退去に間に合わないの?どうしよう。。。。

僕はオーナーさんになんとかお願いをして、退去を伸ばしていただくことに奔走して、

(契約書を交わした後だったので、本当に大変でした)

一時はどうなることかと思いましたが、オーナーさんお配慮でなんとかその問題もクリア!

気を取り直して、ではどんな建物にする?

ということが話合われました。

何となくのイメージでしたが、一昨年ミラノサローネに行ったとき

ふと通りかかったお店の雰囲気がとてもよく、シャッターを切って

保存しておいたのを思い出し、みんなでその写真を見て、

これだ!という案がでました、

それは、コンセプトにある『驚き』にかけて、外からは全く中が見えない建物にしようということでした。

細い通路を通ると、お庭が広がっていて、そこには太陽の光が差し込んでいて、

そのお庭からショールームが見渡せるという案でした。

出来上がった図面を見て、きっとお客様に感動していただけると思いました。

緑に囲まれたお庭からNOyesソファが全て見渡せるなんてとても素敵ですよね。

僕の気持ちもかなり舞い上がって、結構建物のイメージは簡単なんだなと

勘違いしながら(^^!思っていたところ、

思わぬどんでん返しの出来事が勃発しました。。。

続く。

移転プロジェクトメンバーが続々

水曜日, 11月 5, 2008 22:14

NOyesはその社風からして、つながりをとても大切にする会社です。

誰もがいつも新鮮なアイデアを持って仕事に励み、

一つの問題をみんなでクリアしていくようなそんな会社です。

そんなNOyesの移転プロジェクトの主要メンバーが決まり、

また社外では、大和ハウス工業株式会社の後藤さん、高岡さん、下川さん、定栄さん、という

強力なメンバーが加わり、そして、東京青山ショールームの内装を手伝っていただけた

日本システム設計の寺田さんも参加していただけることになりました。

みなさん、とてもいい方で、みんなで力を合わして最高のおもてなしができる

最高のNOyes本社ショールームを!を、合い言葉に続々とメンバーが集結しました。

特に寺田さんとは、気心知れた仲で、またこうして一緒に創り上げる楽しみを共有できることに

とても感激してそれだけで、きっと素晴らしいショールームができるというイメージが固めることができました。

社内では、市川さんや店長やマネージャー、秋田君に水野君、そして、東京青山ショールームの岡田さんや店長、

そして、NOyesスタッフのみんなが一丸となってこのプロジェクトの成功に向かって集まったという感じでした。

続く。

コンセプト決定

水曜日, 11月 5, 2008 22:02

建物のお手本が決まったところで、

次は、肝心のコンセプトを決定しなければスタート地点に立てないと思い、

あれやこれやと思いを巡らせて考えたのが、

『驚きと寛ぎ、そして触れ合い』

でした。

ソファをご検討頂き、またご購入頂くに相応しいショールームとは?

そんな事をずっとずっと考えていましたら、このコンセプトに行き着きました。

NOyesのソファに初めて出会う驚きと、そして、じっくりゆっくり座って頂ける寛ぎと、

まるでお喋りを楽しむようなスタッフとお客様との触れ合いを、

新ショールームでは表現したいと思いました。

このコンセプトをもとに、

実際の建築計画がスタートしました。

続く。

お手本

水曜日, 11月 5, 2008 21:53

この鶴舞の物件は、とても古く、またアスベストを使用していたとのことで、

解体が決まっていました。

ということは建てる?えっ?それって、大事業ですよね?

身丈にあっていなんじゃないか、

そんな背伸びしていいのかどうかとか凄く迷いましたが、

大和ハウスさんの協力で、自分たちの思い通りの建物を

もの凄く低予算で建てることができそうとのことで、

ホントにこれも縁だな〜、と、人と人とのつながりって大切だなと

心底思いました。なにはともあれ、ひとまず、ここに根を下ろしてしっかりとソファ製造と販売を突き詰めていく小さいながらも楽しい本社が決まったわけです。

ということで、ではどんな建物にするのか?どういうコンセプトを基に

アイデアを広げていくのか、まさか建てるなんて重いもよらなかったですので、

正直、全然考えていなかったです。

でも、実は、いつか建物を建てるときがやってきたら

こういう感じにしたいというお手本が僕の心にありました。

それが、この建物。

この建物の場所は、新栄にありまして、

お店の名前は、『モノリス』といいます。

とてもお洒落なフランス料理屋さんで

結婚式も行っています。

落ち着いた雰囲気で、でも、存在感のある佇まいが

流行廃りに惑わされないスタイルを築いているように僕は思っていて、

そんなお店の雰囲気が凄く気に入っています。

NOyesもそういた、流行廃りに惑わされず、

お客様と向き合ってそして触れあって、記憶に残る出会いをしていきたいと、

考えていましたので、この建物をお手本にすることに決定しました。

続く。

満場一致(祝)

水曜日, 11月 5, 2008 21:37

みんなの評価は満点に近い評価でした。

みんなも僕と同じように、

ずっと永くNOyesのソファを販売できる場所を思い描いていてくれてたようです。

少し中心部から離れてしまうけど、

ここなら、いつどんなときにお客様にお越し頂いても

100%の想いを伝えることができると、スタッフ一同の心が一つになった瞬間でした。

思えば、ここまで辿り着くのに

ホント色々な物件を見ました。

矢場町から徒歩30秒という物件もありました。

でも、そんなに人が沢山いる場所にショールームを設けてしまうと、

じっくり検討したお客様はかえって、迷惑になるんじゃないかとか、

沢山の人にNOyesのソファを座って欲しい気持ちと、

じっくりとゆっくりソファをご検討していただきたい気持ちと、

色々な気持ちがありましたが、やっぱり、ソファはそうそう買い換える物ではなく、

ましてや、高価なお買い物になります。

そう考えますと、ゆっくりと落ち着いて最高のソファに出会って欲しいという気持ちが強く、

人通りのあるところよりも少し離れた隠れ家的なショールームが

NOyesには心地良く、きっとお客様もそう望んでくれていると思い、

満場一致で新天地『鶴舞ショールーム』計画がその日から始まりました。

続く。

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