このブログはマンション建設に伴って退去となってしまった、ソファ専門店NOyesの本社移転の奮闘記を綴っています。

ソファ専門店NOyes
『心安まる座り心地と永く愛されるデザイン』をコンセプトに愛知県名古屋市の自社工場にて、オリジナルソファの製造・販売をおこなっている会社です。

21世紀美術館で得たモノ。

木曜日, 11月 6, 2008 22:22

魅せるという商業空間には、

様々な事を含ませることができる。ということでした。

そして、それと同時に説明はいらない。ということでした。

もちろん、美術館は商業空間ではないので、

直接には結びつかないですが、

この美術館は大小様々な部屋を行ったり来たりすることができ、

それが、良い具合に想像力を刺激してくれまして、

得たモノが多かったと思います。

その帰路の車中の中、『工房』という発想が生まれました。

お客様に実際に作っている様子を見てもらったらどうだろう?

NOyesエコプロジェクトの張り替えや修理としての工房というアイデアに結びついていきました。

そこで、早速、驚きと工房を盛り込んだスケッチを

自宅でフォトショに落とし込んだのがこちら。

細い通路をやめて、

入口から入ってすぐに『NOyesギャラリー』という

職人さん達のギャラリーを設けて、

その隣に工房を設置する。

リアルに感じる工房と想像力に働きかけるギャラリーとの融合が

驚きに繋がって来ました。

これはいい!そう感じました!

続く。

模型を作ってもらいました。

木曜日, 11月 6, 2008 22:09

やはり2Dで見ているだけでは、分からない。

想像力に乏しい僕らは、3Dの方が分かりやすいということで、

大和ハウス工業株式会社さんに無理をいいまして、

大まかな模型を作ってもらいました。

その結果、やっぱり模型は凄い。

イメージがどんどん湧いてくる。

ああした方がいいこうした方がいい、等々。

良い感じですよね?

これでいける!!と本気で思いましたが、

ふと一つの心配がよぎりました。

それは、入口からカウンターまで距離がありすぎて、

お客様もそわそわして、なかなかショールームに集中できないのではないかという疑問。

僕たちNOyesはまるでお喋りを楽しむような接客を社風を持っておりまして、

お忙しい中、お越し頂きましたお客様に対して、少しでも居心地の悪い空間を提供してしまうことは

僕らにとってはとても致命的で、それはあってはならないことです。

でも、入口からカウンターまでの距離が長いため、

お客様もその間、緊張したままでいることになってしまい

ぼくらの意図している『驚き』では、なくなってしまいます。

では、どうしたらいんだろう?

そんな想いに心を奪われながら、

石川県の21世紀美術館に行ってみました。

驚きのショールーム

木曜日, 11月 6, 2008 22:02

そして、出てきた案が、

入口から延びる、通路を通るとそこはショールーム。

スタッフがお客様をお出迎えするカウンターがあって、

その置くに広がる展示スペース。

なんか、俄然モチベーションが上がってきまして、

かなり、この建築計画が気に入りました。

でも、まだまだ問題は沢山あるけど、

これなら、いけるかも、良い感じになりそうな予感がしました。

続く。

やっぱり大変建築計画

木曜日, 11月 6, 2008 21:58

建築計画が振り出しにもどってからが、

とても大変でした。

色々と案を出すのですが、なかなか良い案が出てこない。

やっぱり、最初の案にもどってしまう。

こういたときは陥りやすいスパイラルですね。

イメージが出来上がっているのをスクラップして

新しいアイデアをビルドしていく作業はとてもとても大変でした。

細い路地を抜けたら光が差し込むというイメージがとても印象に残っていて、

そこからの脱却にとても時間をかけました。

↑こんなようなイメージがあったんですね。

でも、現実的に厳しいので、

ここからアイデアを絞り、

上記のような雰囲気で何をお客様にお伝えしたいかを

考えました。

すると、それは、『驚き』だなと思いました。

わざとその先を見せないことで、その先を知りたくなって、

その先が予想以上の心地よさになっていると、

驚き、そしてそれは一種の感動につながるのでは?と思いました。

そこで、こうして路地を通り抜けるのは難しいので、路地ではなく通路。

そう建物の中に通路を造ってそこを取り抜けるとショールーム見たいな感じになると、

この『驚き』が伝えられるのでは?と考えて、

出てきた案が、

続く。

え?やり直し?

木曜日, 11月 6, 2008 21:44

なんだかかなりスムーズに建築計画ができてしまったので、

あっけない感じに思っていたところ、

思わぬどんでん返しが勃発!

それは、建物の中に入らず建築計画を行っていたので、

実際、建物の中に入ったときのイメージが心配されました。

もちろん、壊される建物ですが、

それでも、ある程度の大きさとか雰囲気とか分かるはず。

そんなこんなで、中に入れる時がやってきたので、

スタッフと寺田さん、大和ハウス工業株式会社のみなさんと

実際に建物の中に入ってみたんですね。

そしてら、、、計画していたお庭が大きすぎ!!!!

これじゃ、ソファ屋さんではなくて、植物屋さんになっちゃう&

お庭のメンテナンス=維持費がもの凄く負担になってくる。

しまった。。。。。。

これは、しまった。。。。

僕としたことが、やはり机上で考えるだけではダメですね。

ということで、一から建築計画をやり直しとなりました。

では、どういう計画にする?

どうしたい?兎にも角にも考えた計画が全て白紙に戻ってしまったので、

さあ、大変。

天白区にある、サロンと雑貨屋さんがNOyesのイメージに近いということで、

みんなで見学。

お店の方にも理由を話して見学開始。

あーでもないこーでもないと、

話しましたが、結局その日は良いアイデアが見つかりませんでした。。

現地視察

続く。

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