このブログはマンション建設に伴って退去となってしまった、ソファ専門店NOyesの本社移転の奮闘記を綴っています。

ソファ専門店NOyes
『心安まる座り心地と永く愛されるデザイン』をコンセプトに愛知県名古屋市の自社工場にて、オリジナルソファの製造・販売をおこなっている会社です。

確認申請の図面を提出

土曜日, 11月 8, 2008 22:07

とうとう、この日がやってきました。

今まで、色々と話し合われた総仕上げの時ですね。

やっとここまできてもまだまだ道のりは遠いですが、

何か一つ大きな区切りのような気がしていました。

設計の方から無事確認申請を提出しました。

という連絡をもらったときは、スタッフも僕もみんな

感無量。大きな山を一つ、みんなの力で超えた感じでした。

でも、これで、構造部分の変更はできなくなりましたので、

柱の位置なんかも、動かすことができなく、

ある意味制限が設けられた感じですが、

でも、区切りをつけないと、いつまで経っても

ずっと建築プランを考えていそうで、

この確認申請がそうした迷いを吹き飛ばしてくれるそんな役割も果たしてくれたと思います。

時は、10月下旬。確か、27日頃だったと思います。

本当にお疲れ様でした。

続く。

本展示部分の内装案

土曜日, 11月 8, 2008 22:02

新ショールームの大きさは、現在の泉のショールームよりも少しだけ小さめとなっています。

大きければそれだけ展示数も増えますが、

約80坪の本展示エリアは丁度いい大きさかもしれませんね。

欲を言えばもう少し大きい方が良かったのですが、

あまり欲張りすぎてもダメですよね。

身の丈にあって展示坪数に収まっているかと思います。

細い展示エリアを抜けるとご覧の通り

本展示エリアとなります。

正面には東京青山ショールームと同じように、

緑色の大きな窓ガラスを配置する計画となっていまして、

きっとかっこよく仕上がるのではないかな?とかなり期待しています。

その窓ガラスの向かうがフローリングエリア。

実際のリビングダイニングを再現できればいいなって考えております。

そこに使うフローリングは、この前ご紹介させていただいた

浜松のフローリング屋さんの素材を使いたいと思っています。

フローリングエリアの斜め横にあるのが、

ファブリックルームですね。

これまでの生地の見せ方とは違い、工夫が凝らされた

生地スペースに仕上げたいと思っております。

ただ、迷っているのが、そのファブリックルームを囲う様に配された壁。

天井までつけるか、途中で終わらすか。

どっちもかっこいいだけに。迷いますね。

こんな感じで、本展示エリアの内装も少しずつ決まってきたのが、

10月中旬頃でした。

続く。

導入部分から展示エリアの雰囲気。

金曜日, 11月 7, 2008 23:03

どんな時もお客様が過ごしやすいショールームを念頭におきながら、

インテリアのプランは練ります。

今回は、まず入ったらすぐにNOyesギャラリーがあり、

その次から展示スペースへと移動していきます。

その展示スペースも最初は細長く、優しく差し込む光が心地良い中庭を右手に見ながら、いよいよ本番の

展示スペースへと移動していきます。

まずは、ここの細長い所から本展示エリアまでの雰囲気をどうするかということに苦慮しました。

NOyesギャラリーの照明は薄暗く、美術館のような空間という風にコンセプトも

決まっていたのですが、細長いところから本展示エリアの導入に関しては

まったくのノープランだったので、どうすればお客様がワクワクしていただけるのか、

また、落ち着いてソファに座っていただくことができるのか、をとても考えまして、

出てきた答えが、『ホテルのロビー、ラウンジ』の様な雰囲気でした。

ホテルのロビーに漂う心地良い緊張感と、和むリラックス感。

その二つを再現するような雰囲気がここの部分で出せたらいいなということで、

天井をつけることにしました。その天井にはダウンライトを配して、

やさしい明かりだまりを作りながら、その光が本展示へとさりげなく誘導するような

そんな雰囲気です。右手には先ほどお伝えしたように中庭があり、

その中庭は四方をガラスで囲うことにしたので、

ちょっと薄暗い大人っぽいNOyesギャラリーを通り抜けると

一気に世界観が変わるという仕掛けです。

その細長いエリアをホテルのロビーのようにしたら、

お客様もきっとリラックスしていただけ、

自然にソファに座りたくなるのでは?と考え、

このアイデアは見事一発採用となりました。

そうしたら、次は約80坪の本展示エリアの内装です。

続く。

インテリアプラン開始。

金曜日, 11月 7, 2008 22:52

建物に見本がありましたように、インテリア=ショールームの雰囲気も実は見本がございまして、

その見本とは、浜松にある、フローリング屋さんのショールーム。

こちらは、以前、東京青山ショールームの内装のフローリングを決める際に

寺田さんのお薦めで出会ったお店ですが、こちらのショールームはかなりいいです!

ということで、店長とマネージャーと製造の社長と4人で視察に伺い、

改めて、こういう風にショールームをしたいなって思いました。

こちらのショールームはフローリングの専門店だけあって、ショールーム内は、

一面フローリング。でも、それが、インテリアとして機能しているから凄い。

NOyesもソファの専門店ですから、やっぱり、専門色は出していきたい。

インテリアショップではなく、ソファ専門店のショールームとはどんなショールームなのか。

そのヒントがこちらのフローリング屋さんには沢山ありました。

かっこいいですよね!

うん。かっこいい。たかがフローリング、されどフローリングを

まざまざと見せつけられたような佇まいが感動です。

また、シンプルで嫌みがなく、そういうところがこれまた素晴らしい。

その日、対応していただいた営業の方も凄くいい方で、

本当に木が好きなんだなと思ってしまうほど、

どのフローリングに対してもポリシーを持っていて、

説明も解りやすく、プロ根性も勉強になりました。

今度の新ショールームのフローリングは絶対こちらのフローリングを使いたい!

と、心に決めて、ショールームを後にした、そんな一日でした。

蛇足ではありますが、浜松といえば、ウナギ!

そのウナギもご馳走になり、ショールーム訪問は大成功でした!

建築プランが確定!

金曜日, 11月 7, 2008 22:42

そうこうしているうちに、月日は流れ、

既に10月下旬頃にさしかかったころ、

建築プランが確定となりました。

思えば、4月の移転から、物件探しそして、建築計画と

怒濤のような日々を過ごしてきただけに、

確定したときは、とても嬉しくスタッフも感動しておりました。

ここまでの道のりは決して平坦ではなく、

大和ハウス工業株式会社のみなさんともかなりブレストを繰り返し、

時には感情的になる場面もしばしばあり、

夢にまで何度も何度もできてきておりました。

でも、そのブレストや話し合いは、マイナスではなく、

みんなで力を合わせて最高のショールームを作りたいという

熱い想いからのブレストでしたので、

結果的は良かったと思っております。

でも、何度もうダメかも知れないと思ったことか、

でも、その度にお客様の笑顔に出会えるショールームにするんだ!と

自分自信にエールを送り、スタッフが支えになってくれたお陰でここまで来られたという感じです。

なにはともあれ、建築プランが決まり、ホッとしたのもつかの間。

今度は、ショールームのインテリアプランを考えなければいけません。

壁は高い方が登り甲斐がある!

よし、次はインテリアプランだ!

続く。